
最高気温6度、雨、5メートルの強風!
最悪なコンディションと言っても過言ではなかった「さいたまマラソン2025」。

ただひたすら寒かった
参加された多くの方が同意してくれるかと思います。
「雨にやられた人」、「向かい風に撃沈した人」、「その中でも良い走りができた人」など、皆それぞれだと思います。
ただ、大会が無事開催&実施されたことは良かったですよね。
というわけで、私が実際に参加し完走した中で気がついた事をまとめていきます。
今大会に参加した方、2026年大会の参加を考えている方はぜひ最後まで読んでください。
さいたまマラソン2025とは


はじめにさいたまマラソンについて、簡単に説明します。
さいたまマラソン2025は、2025年3月16日(日)に開催されたマラソン大会です。
さいたまスーパーアリーナを発着点とし、全長42.195kmのフルマラソンを中心に、8kmの部など、様々な距離のレースが用意されています。
コースはほぼ平坦な為、比較的走りやすく、記録を狙う方から初心者までおすすめできます。
※レース当日の映像はこちらから確認できます。



2025年大会は大雨&強風で非常に厳しい環境となりましたが、思い出に残る大会になりました
※この大会でサブ4を達成でしたので、達成ポイントをまとめました。


さいたまマラソン2025のレビュー


早速レビューしていきますが、2つの項目にわけて紹介します。
まずは大会全般について記載していきます。
大会全般で気がついた15項目
準備からレース終了までに気がついた事をコメントしてきます。
会場がさいたまスーパーアリーナなので準備時の雨と寒さの心配はない


何度も書いてますが、2025年大会は雨でした。
屋外の大会だと、準備の時濡れてしまうので困りますよね。
ただ、さいたまマラソンの会場はさいたまスーパーアリーナなので濡れる心配はなく、寒さも問題ありません。
同日に開催された板橋Cityマラソンの準備は屋外の河川敷。SNSの投稿を見たら泥まみれという声も…。
というわけで、屋内で準備ができるさいたまマラソンは非常にポイントが高いです。
午前7:30でも5階はほぼ満員
男性の準備はさいたまスーパーアリーナ5階となっています。
私は午前7時30分に5階に到着しましたが、ほぼ満員でした。一周してかろうじて空いているスペースを利用しました。
多くの方は2階も使っているようでした。(2024年は私も2階で着替えました)
なので、5階を利用したい方は早めに場所を確保すると良いと思います。



8:00頃の5階の様子は会場に向かう人も多く、スペースは余裕ありました
駅チカなのはやっぱり楽


さいたまマラソンの会場は、さいたまスーパーアリーナです。
さいたま新都心駅と北与野駅から徒歩5~10分で到着できます。
会場から30分くらい歩いて会場入りする大会と比較すると、やっぱり駅チカで楽です。



都心だけでなく、新幹線ユーザーでも便利だと思います
荷物預けの為、アリーナに降りるのが大変
導線的に難しいのは承知してますが、準備が完了して荷物を預けるのが大変でした。
なぜならアリーナに入る入口が複数あるとはいえ、混雑していてアリーナに降りられないからです。
時間帯をずらせばよかったのかな!?まあ覚悟はしておきましょう。
トイレの数は普通。つまり良かった。


さいたまスーパーアリーナは、イベント会場なのでトイレはたくさんあります。
また、屋外にも多数トイレはあり、個人的には問題なかったと思います。
スタート前にブロック毎に並びますが、そのブロック毎にもトイレはたくさんあり、良かったと思います。



寒いとトイレが近くなる私には助かりました。
スタート地点通過まで約5分程度(Dブロックスタート)
大規模のマラソン大会の場合、スタートしてから10分経過してもスタート地点にたどり着けないケースがあります。
特に後ろのブロックはその影響は大きいです。
私はDブロックと決して前とは言えないポジションからスタートしましたが、スタートから5分後にスタート地点を通過できました。
比較的早かった印象。これはメリットですね。
2キロ過ぎから道幅が広くなり走りやすい
スタート直後は混雑していて走りづらいですよね。



自分のペースで走りたいのに走れない



目標設定タイムより30秒以上遅くなっちゃう
誰しもが経験する事だと思います。
さいたまマラソンは、2キロ過ぎから車道が広くなり、ランナーが分散するので、自分のペースで走れるようになります。
早く走りたい人にも、自分のペースで走りたい人にも大きなメリットかと思います。
2箇所だけ前が詰まって歩いた箇所がある
大きな影響はなかったですが、一応記載しておきます。
さいたまマラソンのコースは以下の画像の通りとなりますが、
- 14キロ地点
- 第1折り返し地点
で、5~10秒程度混雑の為、歩きました。


ガチランナー以外は関係ないと思いますが、なるべくは歩きたくないですよね。
給食は15キロくらいから欲しい
さいたまマラソンの一番はじめの給食は22.5キロ。(※給食の詳細は、公式サイトのこちら)
フルマラソンではエネルギー補給、水分と電解質の摂取、疲労軽減、集中力維持のために給食が重要です。
その理由をChatGPTに聞いてみた結果は↓↓↓。


個人的には15~20キロの間に一つ給食ポイントを作っていただけると、後半30キロ以降の体力維持にも役立つかなと思います。
また今大会は雨で非常に寒く体力の消耗が大きかったので、早めの補給があると助かった人も多いと思います。
人気の給食はなくなりやすい


さいたまマラソンの給食は、埼玉県のご当地グルメが展開され非常に人気となっています。
- コカ・コーラ
- バナナ、ポンカン
- 伊藤製パンのパン
- 十万石まんじゅう
- 彩果の宝石
- ちちぶまゆ
- トマトベリー
- うなぎの蒲焼 など多数
ただ、うなぎの蒲焼など人気のエイドは早いランナーしか食べらなかったとSNS上でコメントを多数みかけました。
「うなぎの蒲焼」は、4時間で走った私でも既にエイドにはなかったです。(気が付かなかっただけかもですが)



あと、給食の前に「どのような品物が置いてあるか」告知の看板があるとわかりやすくていいなと思いました。
荷物受け取りはスムーズだった
2024年大会の不満の声で多くあがっていたのが荷物受け取りでした。



ゴールしてから1時間経過して、やっと荷物を受け取れた・・・。
こんな声が多数ありました。
2025年大会は改善したんでしょうね。非常にスムーズでした。
私の場合は、ゴールしてメダルとか受け取ったの含めても10~15分以内には受け取れていました。
SNSでもこれらの不満は見なかったので改善できたと判断していいでしょう。



運営さん、ありがとうございます
受け取ってから5階まで上がるのは大変だった
荷物を受け取ってから、男性の着替えは5階となっているので、5階まであがるんですが、非常に大変でした。
私のルートは階段しかなかったので、フルマラソンで疲れ、雨で冷えたカラダで上がるのは疲れました。
仕方ないとは思いますが、男性ランナーの方は覚悟しておきましょう。
ゴール後の大きなタオルは良かった


ゴール後にスポンサー様のりそな銀行のタオルが配られました。
見ての通り非常に大きく、雨で冷えたランナーには最高のアイテムとなりました。
今年は雨でしたが、春のあたたかい時のレースでも全身の汗をふけるので大きなタオルはいいなと思いました。
3月開催は悪くない
2024年大会は2月開催でしたが、2025年大会は3月中旬の開催となりました。
個人的には練習期間を長く持てるので、3月開催もいいなと思いました。
また東京マラソンに参加された方も、間隔が2週間空くのでちょうど良かったかと思います。
2026年大会は再び2月開催に戻ります。寒さ対策が必要ですね。がんばりましょう!
ボランティアの方には感謝
運営とボランティアの方には本当に感謝しています。
特に沿道でサポートしてくれたボランティアの方は、冷たい雨に打たれながらも支えてくれました。
ランナーは走ってあったまる事ができますが、ボランティアの方はその場に留まるしかないので、本当に大変だったと思います。



本当にありがとうございました
ここまでは、大会全般についてコメントしてきました。次からは今大会の最大のポイントとなった「雨と風」について記載していきます。
雨と風のレースで気がついた10項目


フルマラソンは10回以上走ってましたが、雨の大会は初めてでした。
事前に調べて対策はしたつもりですが、結果的には全然できてなかったと感じています。
これから雨の大会に参加する方は、参考にしてください。
※最高気温6度、雨、風速5mの場合のコメントとなります。
2mmの降雨は大雨と認識しよう
前日のYahoo天気でさいたま市を検索した際の予報はこんな感じ。


2mmの雨がどの程度かわかっていませんでしたが、2mmくらいなら平気だと思ってました。
が、実際は大雨だったと感じました。
普段であれば傘は必須。傘がなければコンビニで傘を購入するレベルです。



事前に雨予報の場合は、十分な対策をおすすめします
カッパ、ポンチョは必須
レース前の予報では2mmの降雨予報でしたの、カッパ、ポンチョは不要と思ってました。
念の為、AlpenブランドのTIGORA「軽量撥水スケルトンジャケット」を購入し、当日着用しました。


ダメではないんですが、2mmの雨が継続的に降っている場合は、カッパ、ポンチョの方が撥水性があるのでよりベターだったと思います。



カッパ、ポンチョは紐付きフードがおすすめ
なぜなら、紐があると走っていてもフードで頭部をカバーできるからです。
違う言い方をすれば、紐がないとフードが後ろに行ってしまい頭部をカバーする事ができません。これにより、頭部が濡れて冷え体力を消耗してしまいます。
このレインコートやティゴラの撥水ジャケットならカバーは可能なので、フード紐付きタイプを推奨します。


防水スプレーにも限界はある
2mmの雨を油断していた私は、「防水スプレーを前日にかけておけば大丈夫」という認識でした。
ただその認識は甘かったと反省しています。


実際にスタート待機を含め4~5時間雨の中にいましたが、防水スプレーではカバーできませんでした。
それなので、もっと根本的な対策が必要になると実感しています。



とはいえ、防水スプレーの対策はMUSTだと思います


手袋の防水対策は必須
根本的な対策の一つが手袋です。
カラダの先端が冷えると、特に寒さを感じます。特に冬のレースでは手袋は必須アイテムですよね。
前日に防水スプレーをかけておきましたが、全くカバーできませんでした。



スタートから1時間後には、もうグチョグチョでした
簡単にできる対策はこちらのようです。




台所用の透明の手袋を輪ゴムで止める方法です。これだと安く簡単に防水ができます。
次の雨のレース時はこれで参戦します。



見た目はダサいけど、背に腹は代えられないよ
靴下とシューズも諦める
シューズにも防水スプレーを吹きかけましたが、やはり効果はなくグチャグチャでした。
靴下もぐっしょり。
トレラン用の防水シューズや撥水の靴下で対策する方法はあります。
ただ、練習時に履いているシューズで走りたい人は諦めましょう。私は諦めました。
帰宅時の替えのシューズは必須
レース時のシューズは当然ながらぐっしょり濡れています。
レース後に着替えをしてスッキリしたけど、濡れたシューズで帰宅するのは嫌ですよね。
だから、雨の時は帰宅用のシューズを持参しましょう。



快適に帰る事ができます
荷物になるけどおすすめです。
24キロ過ぎの向かい風がきつかった
第2折り返し地点を過ぎてから、5メートルの向かい風となりました。


ただでさえ雨と寒さで厳しい中、追い打ちをかけるように向かい風となりました。
私は以前参加した板橋Cityマラソンで同様の経験をした事があり、無理をして撃沈した経験がありました。
だからペースを落として対応しましたが、強風対策は大事ですね。
途中棄権するのも選択肢の一つ
大会後のSNSでは「低体温症になった」、「カラダの震えがとまらない」などの投稿をよく見かけました。
無理して悪化させるより、途中棄権するのも選択肢の一つだと思います。



マラソンに人生かけているなら別ですけど、健康第一です
早めのジェル補給が必要
雨と寒さでカラダが冷えるので、補給食を食べてカラダを温めたいです。
ただ先程も書いた通り、さいたまマラソンの一回目の給食は22.5キロ地点。
そこまで待っていてはカラダが冷えてしまうので、早めにジェルで回復するのが良いと思いました。


私はアミノサウルスのジェルを4個持参し、10キロから5キロ毎に摂取して対応し、無事対応できました。
ただでさえ、エネルギーが不足するフルマラソン。早めの補給をしておいて損はありません。


みゃこさんのYouTubeが参考になります
「さいたまマラソン」の大会公式サポーターであるウルトラランナーみゃこさんが大会前日に雨対策のYouTubeをアップしています。
非常にためになる内容なので、雨対策をしたい方はご覧ください。
というわけで、雨・風についてコメントしてきましたが、私のまとめとしては、
- レース中ずっと雨が降る予報の場合…カッパorポンチョ、手袋にビニール
- 小雨予報の場合…撥水ウェア、手袋に防水スプレー
でいいかなと思っています。
なるべくなら雨は避けたい所ですが、気象条件は選択することはできません。
事前の雨予報の場合は、十分な対策を取ることをおすすめします。
さいたまマラソン2026も参戦します


さいたまマラソン2025は、非常に印象に残る大会となりました。
雨、風という悪条件のレース。しかし、個人的には11年ぶりのサブ4達成&自己ベスト更新ができ、2つの意味で忘れられない大会になりそうです。
アクセスが良く、屋内で着替えができ、平坦なコースで走りやすいので、ベテランから初心者すべてにおすすめできる大会だと思います。


2026年は2月8日開催となり、寒さ対策は必要かなと思いつつ、来年に向けタイムを伸ばせるようにがんばりたいと思います。



ぜひ一緒に走りましょう
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にもランニングに関する記事をたくさん書いているので、気になる記事があればチェックしてくださいね。
ではおしまい。ランニングスパイラルでした。

