
2026年10月25日、第11回水戸黄門漫遊マラソンを走ってきました。
この記事では、来年水戸を走る人に向けて、大会の特徴、コースと坂、関門やエイド、当日の流れをまとめました。
坂や失速の話は、GarminとRUNMETRIXの実測データをもとに書いています。

私のランニングの実績!
- 累計走行距離……1.6万キロ
- ランニング歴……15年以上
15年間で様々なガジェットを試してきました。
実際使ったアイテムを皆様にわかりやすくお伝えしていきます。
水戸黄門漫遊マラソンとは

大会の基本情報
| 開催日 | 2026年10月25日(日) |
| 種目 | フルマラソンのみ |
| 定員 | 10,000人 |
| 参加料 | 10,000円 |
| 制限時間 | 6時間(関門5か所) |
| コース | 日本陸連公認・世界陸連認証 |
コースの特徴
水戸の市街地をスタートし、日本三名園の偕楽園や千波湖の周辺を走るコースです。千波湖のまわりは景色がきれいでした。

道幅が広く、追い越すときも抜かされるときも、ほとんど気になりませんでした。
沿道の応援も、ほぼ途切れることがありません。特に梅香トンネルの応援は、これまで走った大会で一番と感じるほどの盛り上がりで、本当に力になりました。
らびぃSNSでも梅香トンネルの応援のすごさは評判だったね
完走メダルは、大会名にちなんで印籠の形をしています。





私はこの印籠が欲しくてエントリーしました。水戸まで行った価値がありました。
コースマップとスタート地点
コースマップと高低差の図は、公式サイトのコース&アクセスで確認できます。
メイン会場は水戸駅北口から歩いて約5分の茨城県三の丸庁舎で、混雑していても10分ほどでした。東京駅からは特急で約70分です。
私は前泊しましたが、都内からなら日帰りでも十分間に合います。駅前が会場なので、電車で行く人ほど恩恵が大きい大会です。
車の場合、公式サイトでは交通規制の影響がない水戸駅南口周辺の有料駐車場が案内されています。



都内で日帰り可能だと人気だよね
コースと坂の実測


後半の坂で失速したか
水戸は「後半に坂がある」と言われることが多い大会です。
私のGarminの記録では、累積上昇は139mでした。1kmごとに見て上りが目立ったのは、次の区間です。
| 区間 | 上り | ペース |
|---|---|---|
| 3〜4km | 13m | 5:46 |
| 20〜21km | 10m | 5:59 |
| 30〜31km | 10m | 7:20 |
| 38〜39km | 13m | 9:07 |
| 41〜42km | 24m | 9:37 |
よく話題になるのはゴール直前の激坂ですが、走ってみると第二折り返し地点のイオンモール前の坂道も、上り下りがハードでした。



確かにここの坂は大変だったよ…
私の記録でも、19〜22kmの4kmで上り約26m・下り約23mと、アップダウンが続いています。この区間がちょうど重なると考えられます。
上りはあるものの、1kmあたり10〜20m程度です。
大事なのは、ペースが崩れ始めた23〜28kmは、上りがほとんどない区間だったことです。坂を補正したペース(GAP)で見ても、23km以降は6分台に落ちています。
私の失速は、坂よりも脚の持久力の問題でした。ただ、最後の上りは脚が残っていないと本当にきついので、終盤まで力を残すことが大切です。
関門・エイド・補給
| 関門 | 地点 | 閉鎖時刻 |
|---|---|---|
| 第1 | 約9.5km | 10:40 |
| 第2 | 約19.7km | 12:10 |
| 第3 | 約29.2km | 13:30 |
| 第4 | 約33.4km | 14:00 |
| 第5 | 約38.5km | 14:30 |
後半に歩きを入れた私のペースでも、第5関門は閉鎖の1時間以上前に通過できました(ネットタイムからの概算)。
エイドは、納豆巻きや梅など水戸らしいものがいくつもあり、どれも美味しかったです。レッドブルやコカ・コーラは、苦しい後半の気分転換にちょうどよかったです。楽しみにしていたシャインマスカットは、私が着く直前になくなっていました。
補給は事前の計画どおりに摂れて、エネルギー切れの不安はありませんでした。計画の中身は水戸黄門漫遊マラソンの補給計画にまとめています。


当日の流れ


- 当日の受付はなし。事前に届くナンバーカードと計測チップを着けてスタート
- 男子の更衣は三の丸小学校の体育館、荷物預けはグラウンド(2026年大会)
- 安全ピンは配られないので、ゼッケン留めを自分で用意
- スタート前にも給水所あり
私は前日から会場まで歩いて10分ほどのホテルに泊まりました。当日の動きはこんな感じです。
| 6:30 | 起床(5時過ぎから何度も目が覚めた) |
| 朝食 | おはぎ2個、バナナ、豚汁 |
| 7:15 | 準備完了 |
| 7:45 | ホテルをチェックアウト |
| 8:15 | 荷物預け完了 |
| 8:30 | トイレを済ませて整列 |
会場が近いと移動の心配がなく、本当に楽でした。ただ準備が早く終わりすぎて、時間を持て余し気味でした。宿泊するなら、7時台はゆっくり過ごすつもりで計画しても間に合います。
トイレと荷物預けは、ほとんど並ばずに済みました。スタート前にストレスがないのは大きいです。



ゼッケン留めるなら、マグネットが便利で楽だよ


気になった点は2つです。
- 荷物預けからスタート地点までの案内が少なめ
人の流れについて行けば迷いませんが、初めてだと少し不安になるかもしれません。 - 荷物預けと更衣は校庭なので足元が砂
着替えや準備のとき、思ったより邪魔になりました。仕方ない部分ですが、敷くものやビニール袋があると便利だと思います。
持ち物はマラソン当日の持ち物リストも参考にしてください。


シューズ評価
本番はNike Zoom Fly 6で走りました。2025年のさいたまマラソンと湘南国際マラソンで、当時の自己ベストを出したシューズです。
脚に力が残っているうちは、反発がしっかり感じられて気持ちよく走れました。
ただ、失速してからは反発をほとんど感じられず、つらい時間になりました。脚で地面を押せていると反発が返ってくる一方、押す力がなくなると助けてくれないシューズだと感じます。
後半に脚が残る人ほど恩恵を受けやすいと思います。
私の結果と失速の原因


| ゴールタイム | 4時間37分46秒 |
| 前半(〜21km) | 約2時間00分 |
| 後半(21km〜) | 約2時間38分 |
| 天候 | 曇り・19℃・湿度95% |
目標の4時間前後には届きませんでした。
最初の3kmは集団の流れに乗って予定より速く入り、23kmからラップが6分台に、30kmを過ぎてからは歩きを挟むようになりました。
データで見ると、原因は2つです。
- 前半から心拍が高かった
5:42/kmで心拍160bpm。練習では同じペースを147〜149bpmで走れていました。湿度の影響の可能性があります。 - 後半はストライドが縮んだ
ピッチはほぼ一定のまま、1歩の幅が1.07mから0.74mまで短くなりました。脚に地面を押す力が残っていなかった状態です。
走っていたときの気持ちは、noteに書きました。


次に水戸を走るなら


- 最初の3kmは集団に乗らない
スタート直後は流れが速くなりがちです。予定ペースを守るほうが後半に響きません。 - 湿度が高い日は心拍で判断する
同じペースでも心拍が普段より高ければ、最初から目標を下げる判断が必要です。 - 最後の上りに脚を残す
中盤のイオンモール前の坂、39km付近、最後の1kmに上りがあります。ここまで脚を残す配分にしておくと安心です。
そして何より、本番のペースで長く走る練習が欠かせないと感じました。私は練習がゆっくりのペース中心で、マラソンペース前後で走った距離は、長くても16km台でした。その不足が、そのまま23km以降に出たと考えています。
来年出る人へ
2026年大会のエントリーは、一般枠が4月24日〜6月30日でした。抽選ではなく先着順で、定員に達すると締切前でも受付が終わります。
駅から近く、道幅が広く、トイレや荷物預けでもほとんど並ばない。応援も途切れないので、初めてのフルマラソンにも向いている大会だと思います。来年の日程は、公式サイトで確認してください。
おわりに


今回の記録は4時間38分19秒。
20kmまでは予定どおりのペースで進めましたが、後半は大きく失速しました。
正直に言うと、悔しい結果です。
それでも、補給計画を最後までやり切れたこと、そしてゴールまで走り切れたことは、次につながる収穫でした。
そして何より、梅香トンネルの応援。
これまで参加した大会の中で、いちばん凄い応援でした。
苦しい時間帯にあの声援の中を走れたことは、記録とは別に、この大会の一番の思い出です。
次は12月の湘南国際マラソン。
水戸で見えた課題を練習で埋めて、もう一度42.195kmに挑みます。



沿道で応援してくださった皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
また来年もエントリーします!










