
突然ですが、2年9ヶ月のGarminデータをAIで分析し、出た予想タイムは1時間45分30秒(±3分)でした。
結果は1時間43分06秒。
予想より2分24秒も速く走れました。しかし、自己ベスト(1時間39分46秒)には届きませんでした。
※分析の詳細は、こちらの記事をどうぞ。

なぜ予想を上回ったのに、自己ベストは出なかったのか?
2年連続で東京レガシーハーフマラソンを走った私が、データと体験の両面から率直にレビューします。

この記事では、大会の魅力を正直にお伝えします
東京レガシーハーフマラソンとは?都心で走る最高峰の大会


東京レガシーハーフマラソンは、国内最高峰のハーフマラソン大会です。世界陸上が行われた国立競技場をスタート・フィニッシュとする特別な大会として知られています。
参加者は15,000人。WAエリートラベル認定の本格派コースです。コースは国立競技場から富久町、水道橋、神保町、神田、日本橋へと続き、折り返して再び国立競技場へ戻ります。都心の名所を巡る贅沢なルートが魅力です。
開催時期は10月第3日曜日。アクセスは抜群で、都営大江戸線・国立競技場駅から徒歩1分、総武線千駄ヶ谷駅からも徒歩5分という好立地にあります。
予想タイムと実際のタイム:データ分析の精度を検証


2年9ヶ月分のデータ分析による予想
2023年1月~2025年9月のGarminのランニングデータを生成AIを用いて分析し、2025年10月の東京レガシーハーフマラソンのタイムを予想しました。
予想タイム:1時間45分30秒(±3分)。
過去のレース傾向、直近6ヶ月の平均タイム、10月という時期の気候優位性を総合的に判断された結果です。この予想の詳細はこちらの記事で解説しています。



予想は当たったの?
実際の結果:予想を上回る1時間43分06秒


2025年10月21日、実際のタイムは1時間43分06秒でした。
予想との差はマイナス2分24秒。予想精度は誤差2.3%という高精度でした。



誤差の範囲内!?
データ分析は的中したと言えます。しかし、複雑な思いも残りました。
なぜなら、2025年2月に記録した自己ベスト1時間39分46秒には届かなかったからです。
2回の東京レガシーハーフマラソンの記録を比較すると、
・2024年大会:1時間45分06秒
・2025年大会:1時間43分06秒
1年で2分00秒の成長を実感できました。それでも自己ベストとは3分20秒の差があります。
なぜ自己ベストが出なかったのか?2つの要因
なぜ自己ベストが出なかったか、これは自分の頭で考え出た要因が2つあります。



どんな要因があるの?
要因1:予想外の暑さ


2025年大会当日の最高気温23度予想でした。
データ分析では20度前後を想定していましたが、実際は予想より暑かったのです。
23度という気温は、ハーフマラソンで記録を狙うには厳しい環境です。前半は快適に走れましたが、後半は暑さとの戦いになりました。



暑かった…
過去データでは「10月=好条件」でしたが、年によって気温差が大きいことを学びました。
要因2:トレーニング状況の違い


2月のピークから8ヶ月が経過していました。
夏場はLSDを中心に秋に動ける身体づくりをしていました。基礎体力は維持できましたが、スピード練習が不足していた可能性があります。



インターバル走が少なかったかも…
2月のピーク時とは練習の質が異なっていたのも要因です。LSD中心のトレーニングは基礎作りには有効ですが、自己ベスト更新には別のアプローチが必要だったと痛感しました。
自己ベスト更新には、気温・湿度・調整状態の全てが揃う必要があります。データ分析の精度は高かったものの、気温という変数の重要性を改めて認識した大会でした。



日本の夏は暑すぎて練習できない…
レース当日の体験レビュー:5つの視点から率直評価
さて、話題はAI分析から、大会のレビューにうつります。
実際に参加してわかった5つのポイントを解説します。
【最高】世界陸上の舞台・国立競技場でテンション爆上がり


国立競技場のトラックに立つ瞬間、鳥肌が立ちました。2回目の参加でも、この感動は変わりません。「あの世界陸上と同じ場所」という非日常感が、モチベーションを自然と引き上げてくれます。


スタート前の高揚感は格別です。
フィニッシュ時、再びトラックに戻ってくる瞬間の達成感は何物にも代えがたいものがあります。この体験価値だけで、参加費13,200円は十分に納得できます。



ちょうど1ヶ月後だったから、熱い記憶が思い出されます
【感動】馴染みの街並みを走れる贅沢体験


コースは市ヶ谷から水道橋、神保町、神田、日本橋へと続きます。普段は満員電車で通る場所を、自分の足で駆け抜ける爽快感がたまりません。



昔勤務していたビルの近くを通過するのは楽しかった


東京ドーム前、神保町の古書店街、日本橋の老舗ビル群。
「あ、ここ知ってる!」という親近感が力になります。都心を独占している感覚が気持ちよく、観光気分も味わえる東京ランナーならではの特権です。


【快適?】10月だから寒くなくて快適な気温…のはずが


当日の最高気温は23度でした。データ分析では20度前後を予想していたため、完全に誤算でした。前半は快適でしたが、後半は暑さとの戦いになりました。
2月の大会ほどの「記録が出る寒さ」ではありません。年によって気温差があるため、当日の天気予報は必ずチェックすべきです。それでも、真夏や真冬よりは走りやすい時期であることは間違いありません。
【楽しい×面倒】前日の受付は面倒だけど、楽しいイベント


国立競技場でのEXPOは金・土の2日間開催されます。最大の魅力は、大会独自の刺繍サービスです。私はキャップに刺繍してもらいました。自分だけのオリジナルグッズが作れる特別感があります。
2回目の参加で慣れた余裕もあり、前日からすでに大会が始まっている感覚を楽しめました。ただし、当日受付は不可です。仕事帰りに寄るか、わざわざ時間を作る必要があります。












金・土のどちらかで調整が必要で、遠方ランナーには宿泊が必須です。でも、このEXPOがあるからこそ大会の一部として楽しめるのです。
【仕方ない】都内だから仕方ないが、8時スタートは早い
スタート時刻は8時05分です。都内開催のため交通規制の関係で早朝スタートが必須となっています。私の起床時間は4時50分でした。



朝は苦手なのよ…
朝が弱い人には辛い時間帯です。2年連続で参加しても、早起きには慣れません。
しかし、アクセスが抜群なのは救いです。千駄ヶ谷駅から徒歩5分なので、都内ランナーならギリギリまで家にいられます。
また午前中に終わるため、午後は自由時間になるのは良い点。フィニッシュ後の飲食店も開いているので、打ち上げも楽しめます。
このように基本的には良い点が多かった大会となりました。
総合評価:2回走って分かった大会の本質
素晴らしい点と気になる点


素晴らしい点は5つあります。
- 国立競技場という唯一無二の体験
- フラットで走りやすいコース設計
- 都心の街並みを独占して走る特別感
- 大会運営のクオリティの高さ
- 公式グッズへの刺繍サービス
気になる点は、参加費13,200円と高額なこと。ただ、体験価値を考えれば妥当かと思います。前日受付必須の不便さはありますが、楽しいから許せます。早朝8時スタートは仕方ありません。
総合評価:★★★★☆(4.2/5.0)
東京レガシーハーフマラソンは、記録よりも「体験」を重視するランナーにおすすめです。国立競技場で走りたい人は絶対に参加すべきです。自己ベスト狙いなら、気温次第という側面があります。
リピート参加したくなる魅力がある大会です。



来年は参加したいなぁ
これから参加する人へのアドバイス


- エントリーは定員15,000人で抽選があります。5月頃に募集が開始されるため、公式サイトを必ずチェックしましょう。
- 前日受付は必須です。金・土のどちらかで必ず行きましょう。EXPOの刺繍サービスは特におすすめです。
- 当日は早朝8時スタートです。アクセスの良さを活かしましょう。
- ペース戦略は、フラットですが折り返しが多めなので注意が必要です。前半を抑えめにして、後半で攻める配分が効果的です。
- 気温対策も忘れずに。10月でも年によっては23度になることがあります。暑さ対策の準備もしておきましょう。



来年の参考になるね!
まとめ:データと体験、2年間の東京レガシーハーフから学んだこと


データ分析の精度は証明されました。予想1時間45分30秒に対して、実際は1時間43分06秒。誤差2.3%の高精度で予想できました。データ分析の有効性を改めて確信しました。



データ分析は参考になるね



僕も分析してみよう!
そして東京レガシーハーフは記憶に残る大会です。
国立競技場で走る特別感は何物にも代え難いのです。データ予想は的中しましたが、気温という変数の重要性も学びました。来年も走りたい!3年連続参加は確定です。



抽選に当たりますように
データ分析でタイムは予想できます。でも、大会の魅力は数字だけじゃ測れません。国立競技場のトラックに立つ瞬間、馴染みの街を駆け抜ける爽快感、そして刺繍キャップという形に残る思い出。
あなたも東京レガシーハーフマラソン、走ってみませんか?きっと特別な思い出が残るはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。他の記事でお会いしましょう!では。