
ナイキ ペガサス42が2026年4月9日に発売されました。
価格は17,600円(税込)。ペガサスシリーズは1982年から続くナイキ最長のランニングシューズラインで、今回の42は「フルレングス・カーブ構造のAir Zoom」という大きなアップデートが入りました。

私はペガサス41を500km以上走り込んできました。
前足部クッションの薄さ、トゥボックスの窮屈さ、推進力の物足りなさ。41で感じたこの3つの不満は、42で本当に解消されるのか?
公式スペックと41の実体験を照らし合わせながら、スペックベースの「買い判定」を率直にまとめています。
なお、実際に履いて走ったレビューは現在走り込み中です。100km到達後に別記事で公開します。
結論:ペガサス42は「買い寄り」です

率直に言えば「買い寄り」です。根拠は3つあります。
まず、Air Zoomユニットがフルレングスのカーブ構造になりました。

41では前足部とヒールに分離配置されていたAir Zoomが、42ではヒールからつま先まで一体化しています。これはペガサスシリーズ44年の歴史で最大級の構造変更で、ナイキ公式は「少なくとも15%のエネルギーリターン向上」と謳っています。
次に、前足部にスプリング構造で+3mmのクッションが追加されました。

スタックハイト(37mm/27mm)は据え置きなので、接地感が大きく変わることなく衝撃吸収が改善される設計です。41で30km以降に前足部の底打ち感に悩まされてきた身としては、最も期待しているポイントです。
最後に、ラストがMR‑10 2.0に更新され、トゥボックスに余裕が生まれました。

41のタイト感に悩んでいたランナーには朗報ではないでしょうか。
ただし、重量が約300g(メンズ28cm)と41の約273gから27g増えています。スピード走で軽さを最優先するランナーには向きません。あくまで「クッションと推進力を両立したデイリートレーナー」としての評価です。
ペガサス42のスペック・商品基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ナイキ ペガサス 42 |
| 発売日 | 2026年4月9日 |
| 価格 | 17,600円(税込) |
| 重量 | 約300 g(メンズ28 cm) |
| ドロップ | 10 mm |
| スタックハイト | 37 mm / 27 mm ※海外メディア実測値 |
| ミッドソール | ReactX フォーム |
| 反発構造 | フルレングス Air Zoom(カーブ) |
| プレート | なし |
| アウトソール | アップデート版ワッフル |
| ラスト | MR‑10 2.0 |
| カラー | 約10色(White / Mineral Slate / Hyper Pink / Black 他) |
| 寿命目安 | 約480〜800 km(Nike公式FAQ) |
| 購入先 | nike.com / ナイキ取扱店 |
※スタックハイト37mm/27mmはFleet Feet・RoadTrailRun等の海外メディアデータです。
Nike公式ページには2026年3月時点で未記載となっています。
ペガサス41との違い:3つの進化ポイント
41を500km履いてきた実感と、42の公式スペックを並べて整理します。
| 項目 | ペガサス41(実体験) | ペガサス42(公式) |
|---|---|---|
| Air Zoom配置 | 前足+ヒール分離 | フルレングス・カーブ |
| エネルギーリターン | 基準 | 少なくとも15%向上 |
| 前足部クッション | 薄め(長距離で底打ち感あり) | +3 mm スプリング構造 |
| トゥボックス | タイト寄り | MR‑10 2.0 で余裕あり |
| 重量(28 cm) | 約273 g | 約300 g(+27 g) |
| 価格 | 16,500円 | 17,600円(+1,100円) |
| ミッドソール | ReactX | ReactX(同じ) |
| ドロップ | 10 mm | 10 mm(同じ) |
最大の変化はAir Zoomの構造です。
分離型からフルレングス・カーブ型への移行は、接地からつま先離地までの重心移動をスムーズにする狙いがあります。
41では中足部に”谷間”があり、着地→蹴り出しの間でエネルギーが逃げる感覚がありました。42でこの谷間が埋まるなら、体感は別物になるはずです。

一方、重量は27g増えています。ジョグやLSDでは気にならないレベルですが、キロ4分台のテンポ走では足回りの重さとして感じる可能性があります。この点は実走で検証していきます。

競合3モデルとの比較

同価格帯で候補になりやすい3モデルと並べました。
| 項目 | ペガサス42 | EVO SL Woven | NOVABLAST 5 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 17,600円 | 19,800円 | 17,600円 |
| 重量 | 約300 g | 210 g | 255 g |
| ドロップ | 10 mm | 6.5 mm | 8 mm |
| ミッドソール | ReactX | LIGHTSTRIKE PRO | FF BLAST PLUS |
| 反発構造 | フルレングスAir Zoom | ナイロンシャンク | なし |
| プレート | なし | なし | なし |
| 向き | デイリー万能 | テンポ〜レース | クッション重視ジョグ |
ペガサス42の立ち位置は「クッションと推進力のバランス型」です。
EVO SLのように90g軽い”攻め”の1足でもなく、NOVABLAST 5のようなクッション特化でもありません。ジョグからテンポ走まで1足でカバーしたいランナーに最もフィットするモデルだと考えています。
EVO SLとの詳細比較はレビュー記事を参照してください。

ペガサス42をおすすめするランナー・しないランナー

| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| デイリートレーナーを1足で完結させたいランナー ペガサス41の前足部クッションやフィットに不満がある方 サブ4〜サブ3.5を目指す練習用シューズを探している方 | 軽さ最優先でキロ4分以下のスピード走に使いたいランナー(→EVO SLやRebel V5が向いています) カーボンプレートの推進力が必須のサブ3レース用シューズを探す方 極厚クッションのリカバリーシューズが欲しい方(→ボメロ18が向いています) |
購入完了。100km実走レビューへ

ペガサス42は、フルレングスAir Zoomカーブ構造という明確な進化を17,600円で手にできるデイリートレーナーです。41を500km履いた3つの不満(前足部クッション・トゥボックス・推進力)をスペック上はすべてカバーしています。

4月9日の発売日に購入しました。100km走行後にGarmin 165+Runmetrixの実走データ付きレビューを公開予定です。
EVO SL Wovenとの同一コース心拍数比較も行いますので、そちらもぜひチェックしてください。
ランスパ現在100km走り込み中です。レビュー記事は6月公開予定!
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